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2024.07.22 プレスリリース
2023年中古マンション騰落率BEST100
不動産ビッグデータとAI等のテクノロジーを活用し、不動産マーケティングプラットフォームを提供する
株式会社マーキュリーリアルテックイノベーター(本社:東京都新宿区 代表取締役CEO:陣 隆浩、証券コード5025、以下「当社」)は、独自視点で業界の動向を発信しております。
今回は、首都圏、関西、東海エリアで2023年(~12月末時点)に中古流通した住戸の中で各物件最も値上がりした住戸を元に中古マンションの値上がりランキングを作成しました。
また、値上がり率を新築当時の物件平均価格に掛け合わせて、中古流通時点の想定物件平均価格も算出しています。
■値上がりランキング100
新築分譲マンションの価格が高騰していますが、中古マンションの価格も同様に高値で推移しています。
過去に分譲された新築マンションは、現在の不動産相場に牽引される形で新築時と比べて価格が大きく値上がりしている物件も少なくありません。
ランキングから、どのような物件が値上がりしているのかを分析しました。
・Realnetマンションサマリの新築マンションデータと民間住宅情報会社の中古流通マンションデータを元に騰落率を算出
・首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)で1995年以降に新築分譲、関西(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)で
2002年以降に新築分譲、東海(愛知県、三重県、岐阜県)で2003年以降に新築分譲し、
2023年1月から2023年12月末に中古流通した住戸が対象
※投資用物件は除く
■値上がりした物件の特徴とは
①大半が2000年代に分譲されたマンション
上位100物件の内訳を見てみると、リーマンショック前に分譲され2008年以前に竣工した物件が全体の約8割(82物件)を占めています。
資産価値が高いマンションは竣工から15年以上が経過しても価値が下さがらず、むしろ大きく上昇していることが分かります。
②タワーマンションが優勢
上位100物件のうち、約6割(60物件)をタワーマンション(20階建て以上)が占める結果となりました。
一般的な物件と比べて物件数自体が少ないタワーマンションが値上がり上位の半数強を占める結果となっており、
総じてタワーマンションの資産価値が下がりづらいということを証明する結果となりました。
③上位10物件のうち3物件が関西の物件
上位10物件のうち4物件が京都や大阪といった関西の物件となりました。全体を見ても上位100物件中18物件が関西の物件です。
大阪市では大阪・梅田周辺のタワーマンション、京都では、烏丸駅から京都市役所駅周辺の物件が大半を占めるなど、限られたエリアで非常に大きく値上がりしている傾向がみられています。
前述した通り、値上がりしたマンションの特徴としてはマンション価格が今ほど高くない時期2008年以前に竣工され、かつタワーマンションという結果になりました。
特に時期に関しては顕著でランキングの上位100物件のうち、2020年代に竣工した物件は1物件も入りませんでした。
タワーマンションは、一般的に駅近で利便性の高い好立地に建てられることが多いことから、購入検討者からの需要も高く価格が大幅に下がる可能性も低いと考えられています。
マンション購入を検討する際には、今現在の価値だけでなく、新築分譲時の価格からどれくらい値上がりしたのか、
という視点でも物件を見ることで「価格が下がりにくいマンションなのか否か」という点でも物件の評価が出来るのではないでしょうか。
【マーキュリーリアルテックイノベーターについて】
当社は、1991年の創業以来「不動産ビッグデータ」を武器に、事業を展開してきました。
近年は、従来のビッグデータに新しくAI等のテクノロジーを用い、不動産マーケティングプラットフォームを提供しております。
お取引先企業様に高品質なサービスを提供し、「選択に、確信を。」という想いのもと、更なる顧客満足と事業の拡大を目指し、
リアルテックイノベーター(不動産業界の革新者)として不動産ビジネスに関わる、あらゆるステークホルダーの最良の選択の為に「確信」を届けてまいります。